人は算術と幾何学のみをすべきか?【精神指導の規則 第二規則】

もう前回いつ開催したか思い出せないくらい時間があいた(前回のレジェメの保存日が2017/9/2だ)が、めでたく無事に第二回が開催された「精神指導の規則」の読書会。

精神指導の規則とは

精神指導の規則 (岩波文庫 青 613-4)
デカルト
http://amzn.asia/4XCQLKq





「精神指導の規則」は あのCogito ergo sum(我思う、ゆえに我あり)で有名なデカルトの未完の著作(論文)だ。方法序説に比べると知名度は劣る感は否めない(自分もこれを読もうと提案されるまで存在すら知らなかった)。

テーマは「学問(研究)に対してどういう態度で臨むべきか」という感じだろうか。さらっと読んだだけなので全然間違っているかもしれない。規則の提示 → 数ページの解説を繰り返す少し独特な作風だ。未完なので終盤に至っては規則の提示だけで解説すら消滅するが。

岩波文庫は絶版してるので入手するのも大変で、神保町をさんざん探し回った挙句、結局Amazonで入手して良く分からない敗北感を味わった。

岩波文庫の解説によると、「『規則』は一時にすらりと書かれた論文ではなくて多くの異なった時期にできたいくつかの断片の集まり」(第43刷、P160)という事らしい。デカルト自身の思考の変遷もあり、一応規則に順番は付いているが、完全に一つにまとまった著作というわけでは無いようだ。

そもそもなんで読書会?

「本の読み方がわからない」という悩みからスタートしたのだが、古典の読み方について書かれた「読書と社会科学」(岩波新書・著:内田義彦)によると、どうも読書会というのをやると良いらしいと書いてあった。

といっても読書会なんてやったことないので、科学史専攻(博士課程)の知り合いに頼んで一緒にやって貰うことにしたという経緯。レジェメなんて初めて作った。

一緒にやってる人はガチ勢だから背景知識が半端ない。本に書いてない時代背景とかをいっぱい教えてくれるし、ラテン語版も同時に読んでいて翻訳がイマイチとかそういう話もしてくれる。頼もしい。

肝心の内容は

残念だがここまでで力尽きてしまった。余白が狭すぎることにしておこう。
要約すると規則第二は

算術と幾何学ぐらい(それ並みに厳密な学問)しかやっちゃダメだよ!


っていうことらしい(雑なタイトル回収)。次回はもうちょっと内容に踏み込もう。。

終わり。

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